ギャンブル依存症とは

ギャンブル依存症の症状

ギャンブル依存症とは簡単に言えば、「お金のトラブルを抱えるほどにギャンブルにのめり込んでしまう状態」を意味します。生活費をほとんどギャンブルにつぎ込んでしまう、あるいは貯金を取り崩す、借金をするといった状況にまで進行します。

ここで疑問が生じます。ギャンブルで生計を立てるほどに四六時中ギャンブルを行い、しっかりと稼いでいるプロのギャンブラーは依存症ではないのか、ということです。

生活が破綻するほどにのめり込むのがギャンブル依存症ならば、ギャンブルで生計を立てている人は依存症ではないと言えるのでしょうか。

答えは、「ギャンブル依存症であれば生計を立てることはできない」です。つまり現在はうまく稼いでいても、もしギャンブル依存症であればいずれは破綻する可能性が高いということです。

さらに言えば、ギャンブル依存症は損切りができずに負け続け、依存症ではない人は損切りができるので損失を限定できると考えられます。

ギャンブル依存症は「病気」なのか?

ここでもうひとつ疑問が生じます。ギャンブル依存症は本人の意思の弱さが問題なのか、それとも自身ではコントロールできない「病気」なのかということです。

結論から言うと、ギャンブル依存症は「脳の機能変化」によって引き起こされる病気です。

詳しく説明すると、ギャンブルをすることによって脳内のドーパミンが分泌され、快感を覚える「報酬系回路」が異常に活性化する状態になる病気と言えます。

こうなるともう自分の意思では、ギャンブルをやめることはできません。

ギャンブル依存症になりやすい人とは?

最後に、ギャンブル依存症になりやすい人はどのようなタイプの人なのかをご紹介します。

・真面目で責任感が強い人

・ストレスを抱えやすい人

このふたつに該当する人がギャンブルをすると、依存症になる可能性が高いと言えます。

ギャンブル依存症になる理由

ではなぜ、そのように脳の機能に変化が生じるほどにギャンブル依存症となってしまうのでしょうか。

まず言えるのは、ギャンブル依存症は「誰にでも発症する可能性がある」病気であるということです。つまりギャンブルにのめり込み、勝つことで脳が快感を覚えるという行為を行えば、誰でも依存症になりうると言えます。

問題はなぜそこまで「ギャンブルにのめり込んでしまうのか」ということです。

その理由はギャンブルを行う「経緯」にあります。たとえば強いストレスを感じ、そのはけ口としてたまたまギャンブルをしたとします。そしてたまたまゲームに勝ち、お金が増えたとしましょう。

するとドーパミンが分泌され快感を得ることになります。その快感を得るために再びギャンブルを行うという行為を繰り返すと、脳がその刺激に慣れてしまい、やがて自身ではコントロールできなくなっていきます。

これがギャンブル依存症になる経緯であり理由です。

 

ギャンブル依存症になるとどうなる?

ギャンブル依存症になるとどのようになるのかをご紹介します。その症状は段階的に次のような形で現れていきます。

1.ギャンブルにのめり込み、やめられなくなる

2.より大きな興奮を得るために賭け金が大きくなる

3.ギャンブルをしないと落ち着かなくなる

4.負けたお金をギャンブルで取り戻そうとする

5.お金が足りなくなり借金をするようになる

ギャンブルは単に遊びと割り切ることができれば、損失はそのゲーム代金として諦めることができます。しかしギャンブル依存症になると、勝つことで負けたお金を取り戻せると考えるようになります。

つまりそのような思考が生まれると、ギャンブル依存症になりやすいと言えます。

もし、ギャンブル依存かも?と感じたら早めの予防や治療が必要です。

 

 

 

治療と回復

自身でできること

家族のみなさんへ

治療の種類

ギャンブル依存は必ず克服できます

“ パチンコに依存していたのは10年以上にもなります。周りに嘘をついてまでパチンコに使うお金を必死に工面していました。ついに返し切れない程の借金をし、自分ではどうしようもなくなっても、自分は依存していないと思っていたのです。一方でいつも不安で苦しい焦りを感じていたのを覚えています。周りの人を傷つけても止められなかったのは、身も心も完全に依存していたからだと思います。現在はささやかですが普通の生活を送れるようになりました。絶対に克服できるはずです。”
“ 父親が色々な理由をつけて私や母親からお金を借りるようになりました。いま考えると全てウソだったのですが、しばらくは疑問にも思いませんでした。しかし、孫に用意していたお祝いをこっそりと持ち出したことに気づいて、普段とは明らかに何かがおかしいと感じたのです。私たちはじっくりと何度も向き合いました。今では日常を取り戻しています。家族の手助けがあれば必ず立ち直れます。”
“ 小さい頃からの幼馴染の変化に気づいたのは、申し訳なさそうに借金を申し込まれた時。 初めは困っている友人を放っておけなかったので理由は聞かずに貸しました。3度目の時に理由を尋ねるとギャンブルに使っていると言われショックだったことを覚えています。もう貸せないこと、そして専門家への治療を勧めました。彼自身も治したいという思いはありましたが、心が依存してしまっていたのです。いまはギャンブルは断ち、よく一緒に遊びに出かけます。寄り添うことだけでも力になれるんだと信じてよかったです。”
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