予防のために

ギャンブル依存症は誰にでも起こりうる病気です。しかし、そのメカニズムを理解している人は、そう多くはないと考えられます。

そこでギャンブル依存症を予防するために、何が必要なのかを説明します。ギャンブルを提供するカジノ業者が取り組むべきことと、個人で取り組むことをご紹介します。

ギャンブル依存症にならないための予防が必要

ギャンブル依存症は自分の意志だけではなかなか解消しにくい、やっかいな病気です。そして放置しておくと、仕事に手がつかなくなったり借金を重ねたりと生活に支障をきたすようになります。

そのため、ギャンブル依存症にならないための「予防」が必要です。

予防とはいっても、単にギャンブルをしないようにする、というような単純なものではありません。ギャンブル依存症はストレスなど精神的な要素が絡んでいるからです。

業者のギャンブル依存症予防対策

ギャンブル依存症は個人の問題ではありますが、ギャンブルを提供する側としても対策を立てなければなりません。カジノ業者へ望まれる対策として、次のようなものがあります。

ポイントは段階的に予防対策を立てるということです。

安易にカジノをしない取り組み

最初の予防策として、カジノ広告の制限やギャンブル依存症のリスクに関する啓発、青少年への教育などがあります。

まずは安易にギャンブルへ興味を持たないような取り組みが望まれます。同時にギャンブル依存症に関する教育も不可欠です。

ギャンブル依存症はギャンブルをすること自体が問題というわけではありません。どのような心理状態がギャンブル依存症を引き起こすのかを知っておく必要があります。

そのような知識がないままにギャンブルをするのは危険です。そこでまずはギャンブル依存症に関する教育をすること、安易にギャンブルはしないことを徹底することで、ある程度の予防ができると考えられます。

過度なギャンブルの抑制

実際にカジノに足を運びギャンブルをする人を対象に、入場料を設けたり入場回数を制限したりといった入場の抑止を行います。強制的に過度なギャンブルをしない仕組みを作るということです。

さらにATMの設置や貸付の規制、ゲーミング内容の規制、従業員の教育といったことも必要になります。

ギャンブルに関する問題が見られる者への対処

頻繁にカジノに足を運びギャンブルに関する問題が見られる者に対して、依存症の進行を防ぐ対策が必要となります。

具体的には相談窓口の設置、治療や支援につなげる取り組み、家族支援といったことが考えられます。

 

個人がギャンブル依存症にならないために知っておくこと

カジノ業者によるギャンブル依存症対策はあくまでも、「安易にギャンブルへ興味を持たせない、そして依存するまでギャンブルをさせない」というスタンスのものです。あとは個人に任せるのが原則なので、どうしてもギャンブル依存症になる人は出てくるでしょう。

そこで大事なのは、「カジノ業者がギャンブル依存症対策を立てているから大丈夫」だと安心しないことです。

あくまでも問題となるのは個人のギャンブルへ取り組む姿勢と、その背後にある心理状態です。それをギャンブルをする人それぞれが認識をしなければ、形のうえでギャンブルへの制限をしたところで意味がありません。

まずはギャンブル依存症になるとどのような問題が発生するのかを知っておきましょう。これは病気なので、個人の意志で回避するのは難しいということも知っておかなければなりません。

そのうえで、ギャンブルに「依存する」ことを避けること、つまり抱えているストレスを発散させるためにギャンブルをすることは避けることが大事です。

またストレス発散の対象をギャンブル以外に求める必要もあります。これはギャンブル依存症の対処法のひとつとして、ギャンブル以外に代替行動を探すことからも有効と考えられます。

まとめ

ギャンブル依存症を予防するためには、サービス提供をするカジノ業者の取り組みと、ギャンブルをする個人の認識が必要です。特にギャンブルをするうえで、誰もが依存症になりうることを理解すること、それを回避するためには何をすべきかを知っておくことが大切だと言えます。

治療と回復

自身でできること

家族のみなさんへ

治療の種類

ギャンブル依存は必ず克服できます

“ パチンコに依存していたのは10年以上にもなります。周りに嘘をついてまでパチンコに使うお金を必死に工面していました。ついに返し切れない程の借金をし、自分ではどうしようもなくなっても、自分は依存していないと思っていたのです。一方でいつも不安で苦しい焦りを感じていたのを覚えています。周りの人を傷つけても止められなかったのは、身も心も完全に依存していたからだと思います。現在はささやかですが普通の生活を送れるようになりました。絶対に克服できるはずです。”
“ 父親が色々な理由をつけて私や母親からお金を借りるようになりました。いま考えると全てウソだったのですが、しばらくは疑問にも思いませんでした。しかし、孫に用意していたお祝いをこっそりと持ち出したことに気づいて、普段とは明らかに何かがおかしいと感じたのです。私たちはじっくりと何度も向き合いました。今では日常を取り戻しています。家族の手助けがあれば必ず立ち直れます。”
“ 小さい頃からの幼馴染の変化に気づいたのは、申し訳なさそうに借金を申し込まれた時。 初めは困っている友人を放っておけなかったので理由は聞かずに貸しました。3度目の時に理由を尋ねるとギャンブルに使っていると言われショックだったことを覚えています。もう貸せないこと、そして専門家への治療を勧めました。彼自身も治したいという思いはありましたが、心が依存してしまっていたのです。いまはギャンブルは断ち、よく一緒に遊びに出かけます。寄り添うことだけでも力になれるんだと信じてよかったです。”
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